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第32回 カーター記念 黒部名水マラソンに参加してきました

みなさんこんにちは。

5月24日に「第32回 カーター記念 黒部名水マラソン」に参加してきました。

場所は各務原から約250キロの富山県黒部市。黒部と言えば黒部ダムが有名でなんとなく山の奥で激坂がありそうなコースを想像してしまいますが、高低差はいびがわマラソンくらい、難易度はやや易しいくらいだと思います。いびがわマラソンと同じく、今となっては貴重な当日受付のフルマラソンで各務原からも日帰りで行けます。  ちなみにですがカーター記念のカーターは元アメリカ大統領のジミー・カーターさん。黒部に来られた時に歓迎マラソン大会を開いたことに由来しています。

 今回はジョギングクラブの仲間と6人1台で乗り合わせ。当日は4時に各務原を出発し、東海北陸自動車道を北へ!ちょっと車で寝ておけばいいものの、自分自身にとっては約15年ぶりのフルマラソン。いやがうえにもテンションがあがります。1人でみんなの睡眠を妨げるかのように話し放しでした。

 7時に黒部市に到着。シャトルバスに乗り換え会場には7時半くらいに入りました。(1番目の写真がスタートゴールゲート)  さすが30数回を数える大会だけあって多少の混雑はあるもののスムースに受付を済ませることができました。ただ会場のトイレが足りずに大行列で30分は並ばないといけない点だけはマイナスでした。  スタートは9時。15分くらい前からブロックごとに整列しゲストの高橋尚子さんや川内さん、野尻さんの挨拶が行われました。しかし実はこの時自分はトイレの行列に。結局トイレから出られたのがスタート3分前。大あわてで自分のブロックに向かいました。何とか間に合い、号砲とともにスタート。じわりじわりと集団が動き出します。  この日の気象条件はスタート時が23度、途中29度まで上がると言うなかなか厳しいもので、ちょうど前週に行われた ぎふ清流ハーフの時の気温を思い浮かべてもらえたら想像しやすいでしょう。コースは10キロまでは海岸と平行に走る線路沿いの平坦な道。YKKの企業城下町だけあってYKKやYKK APの大きな工場がたくさんありました。カーターさんを黒部に招いたのもYKKです。  10キロを過ぎると有名な黒部ダムから流れてくる黒部川に沿って山手に向かいます。正面には立山連峰が。これほど雄大と言う言葉が似合う山はなかなかないと思います。(2番目の写真)  24キロくらいに折り返しがありますがそこまでほぼ登り基調で120メートルほど上がることになります。このあたりは中学生や地元の住宅街の人の応援も多く結構楽しく走れます。途中で出来たばかりの北陸新幹線、宇奈月温泉駅を通過。岐阜で言うと山県市辺りの雰囲気に近い風景の中にいきなり近代的な駅が現れるのでチョットびっくりです。ここでは応援のご婦人方が熱心に応援しすぎてじりじりとコース上にせり出してくるという、どこのマラソン大会でも見られる光景が。笑  折り返しちょっと前にQちゃんのハイタッチポイント。その奥に初のフードエイドがありますがこの区間だけ対面通行でコースが狭く食べ物を取りそびれてしまいました。対面通行になる前にフードエイドを設置してもらえるとありがたいですね。  折り返してからは下り基調。25キロから川の堤防に上がりますが行きに上がった120メートル分降りているはずなのにそんな気がちっともしません。  30キロ過ぎで最高気温の29度。なぜ知っているかと言うと給水所に現在の気温と湿度が書いて貼ってあるからです。うそでもいいので26度とか書いて欲しかった。  このあたりから脚をつってしまう人が出てきました。中にはAブロックの二桁の若いゼッケンをつけている人もいたので(申告タイム順に番号が振られるので2桁だとおそらくサブスリークラスの実力者)かなり過酷な状況ではあったと思います。マラソンの難所30キロの壁の真っ只中、コースも延々と続いている気がする堤防の上、日陰もほとんどなく風景も単調で応援も少ないので気持ちが折れやすい所です。ただコース全体を通して1.8キロおきくらいに給水所が設置してありその点は非常に助かりました。  このあたりは自分でも非常に辛く感じ、タイムはあきらめ途中のエイドの食べ物を全て食べると言う目標に切り替えていました。36キロ過ぎにある米粉ラーメンと塩バニラソフトを最大のターゲットにし1歩1歩足を進めます。  立山連峰はあいかわらず雄大ですばらしくその頂には雪を残しています。その目に映る山には雪があるのに自分の周りは29度と言うギャップに不思議な感じと若干のイラつきを覚えたものです。  堤防から降りて最初通ったコースをもう一度走ります。36.5キロ、待望の米粉ラーメンが!小さなコップに一口分だけ入れてありました。うまかったです。欲張って二つ食べました。隣には塩バニラソフト。こいつは・・・。まあ、そういう事です。  ラスト4キロくらいから漁港のあたりを走ります。街中、山、漁港といろいろな風景を見ながらのマラソンで漁港が体感的に一番暑く感じました。  38キロ、ホタルイカの串焼きがエイドに。来年出る方、気温がもし高かったらスルーをおすすめします。ゴールしたら後で、きときと寿司(北陸の回転寿司チェーン 一皿108円ではないよ!)で食べたほうがいいですよ。余談ですが、この時期は白えび、ノドグロなど旬のものがいただけます。黒部名水ポークのベーコン寿司も邪道ですがめちゃめちゃおいしいので絶対食べてください。もう一度言います。ベーコンは絶対!(3番目の写真がきときと寿司)  話しはレースに戻り漁港に別れを告げいよいよゴールへ。古い町並みを抜けるとゴールゲートが見えてきます。ゴール前はマイクで名前を呼んでくれます。いよいよゴール。  ゴールはしましたが、15年ぶりのフルマラソンは特に感動もせず。自身4回目のフルでワースト2の記録でした。途中の暑さ辛さから逃れたい一心だったので正直ホッとしたものです。  ゴールしたらタオルやメダルを受け取りました。スタッフさんにお礼をそのつど言い、コースにお礼をいい、着替えてランナーに振舞われるかに鍋、マス寿司、団子をいただきました。が、これが美味いのなんのって、これを食べるだけにでも行く価値ありですよ!(4番目の写真、メダルと完走証。メダルにはカーターさんのお顔。5番目の写真、振舞われた名産美味いもの3点セット)  噴水広場があってゴールした人がみんな浸かってアイシングしていました。自分たちもいそいそと入りました。さすが、名水とうたわれるだけあってめちゃくちゃ気持ちよかったですし次の日の回復も早かったです。  黒部はいいとこです。給水所の水は本当においしかった。川内選手も水が甘く感じたと称えていました。ゴール後もおいしいものがたくさん食べられます。ちなみにエイドで食べたものは梅干、バナナ、プチトマト。塩あめ、クリームパン、あんぱん、チョコパン、何種類かのまんじゅう、ラーメン、シュークリーム、塩バニラソフト、ホタルイカ。最初のとりそびれたエイドには色とりどりのおにぎりがならんでいました。くやしい。。。  来年はどうか分かりませんがまた走りたいマラソンです。もしまた行く時のキャッチフレーズは「食べそびれたあいつ(おにぎり)を食べに行く。」だと思います。

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